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去年からずっと行きたいと思っていた 『 ボストン美術館の至宝展 』 に行って来ました。
神戸市立博物館で、2017年10月28日(土)から2018年2月4日(日)までの開催なので
もう会期末ギリギリでした。

神戸市立博物館へは、これまでも年間パスを買って何度も訪れてきましたが
この展覧会が終わった翌日から、改修工事のため
予定では約1年9か月も先の来年の11月1日あたりまで閉館するのだそうです。
ですから

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元々は昭和10年に横浜正金銀行神戸支店として建てられた後
昭和57年から神戸市立博物館として使われていた、
文化庁の登録有形文化財で、経済産業省の近代化産業遺産で、
市の景観形成重要建築物の、御影石で覆われた外観の写真も撮りました。

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2階までが吹き抜けになったエントランスや天井の格子は
当時の銀行業務室の名残りだそうです。

この展覧会をどうしても見ておきたかった理由が、もう1つあります。

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展覧会の目玉とされる作品は幾つかありましたが
その中でも特に、2枚が一緒に来日するのは初めてだという、
ゴッホが描いたルーラン夫妻の肖像画が 見てみたかったのです。

実は、去年の秋に 『 ゴッホ最期の手紙 』 という映画を見ました。

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アニメーション映画でしたが、ただのアニメーションではなく
1秒間に12枚の 「 ゴッホ風 」タッチの油彩によるとても手の込んだアニメーションでした。
描いたのは、世界中から集められオーデションに勝ち抜いた精鋭の画家たちで
96分間の映画の中で使われた絵の総数が、なんと62、450枚というから驚きです。

ストーリーは、ゴッホが自殺するまでの日々を追ったものでしたが
自殺したにしては、辻褄の合わない状況が明らかになったり
そもそも自殺するには不自然な事実が見つかったりと
私が好きなミステリー仕立てになっていて、ワクワクしながら見ました。

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その上、アニメーションは
まずモチーフとなるゴッホの絵があって = 絵中央
それを、絵のモデルと似た人物を使って実写で写し = 絵左
それに彩色しアニメーション化する = 絵右という手間の掛けようでした。

これが面白くないはずがありません。
しばらくは、良い作品を見た後の興奮がまるでゴッホのタッチのように
グルグルと私の周りを渦巻いていました。

今回、映画で取り上げられていた作品の本物を見られてとても嬉しかったですし
ボストン美術館の膨大なコレクションの中から選りすぐられた
エジプト美術 ・ 中国美術 ・ 日本美術 ・ フランス絵画 ・
アメリカ絵画 ・ 版画&写真 ・ 現代美術の80点の作品は
閉館前の最後の展示にふさわしく、どれもとても見応えがありました。

ゆっくり巡って2時間半を座らずに歩き通せたことも
体力の回復を実感できる自信となりました。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/