私の鶏好きは、自他共に認めるところですが
元々 「 結構好き 」 だった鶏が 「 大好き! 」 になったのは
昭和25年創業の焼き鳥と釜飯のお店に通うようになってからだと思います。
いつも大勢のお客様で賑わっていた店内で
ご夫婦とパートの名物おばさんと若いバイトさんがテキパキと立ち働き
笑い声の絶えない、とても温かみのあるお店でした。

そう頻繁に行っていたのではないですが、記念日や、嬉しい事があった時、
それから西嬉の1年の営業を終えた後の忘年会など
何かの節目の時には行きたくなるお店でした。

カウンターの奥の方に席を取っていただき、いつも
「 いっぱい食べま~す! 」 と宣言して、マスターにお任せで焼いてもらっていました。
素敵なお店の馴染みになり、そこでお食事の間にお店の方と交わす楽しい会話が
美味しいお料理を、より一層美味しくしてくれるのだということを
このお店で知った気がします。

そうやって十数年通ったお店が、マスターの体調不良により
閉店するという案内をいただいたのが、今から6年ほど前でした。
とても残念でしたが、仕方がありません。
またお元気になられたら、これまで通りとはいかなくても
お昼だけの営業とか、規模を縮小してテイクアウト専門のお店とか
そういう形ででも、また行けたらいいなと思っていました。

*

昨日、奥様から寒中見舞いが届き
マスターが去年の12月に亡くなられたというお知らせに
言葉を無くして立ち尽くしました。

これまで、心に残る美味しい時間をありがとうございました。
「 3本の指に入る! 」 と、いつもマスターに褒めていただいた西嬉のだし巻も
できれば、もう一度食べていただきたかったです。
お疲れ様でした。
ご冥福を心よりお祈りいたします。