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空を飛ぶ鳥の目線で描いた地図を 「 鳥瞰図 」 というそうです。

神戸在住の鳥瞰図絵師、青山大介さんの案内で
開港当時と現在の神戸を描いた鳥瞰図を手に、モチーフとなったポイントを巡る街歩きツアーが
おとな旅・神戸 」 というサイトに載っていたので、お友達と一緒に参加してきました。
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集合場所は、地下鉄海岸線のみなと元町駅改札前でした。

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参加者は全部で23名で、その全員に
平等に解説の音声が聞こえるようにと、イヤフォンが配られました。

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まずは、最初の目的地、メリケンパークに向かいます。
私たちは、先生の後ろにぴったりついて歩くことにしました。

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国道2号線の上を渡る歩道橋から車道を見ると
東行きも西行きも緩いカーブになっていることが分かります。
これは昔この辺りがカーブしていた海岸線だった名残りなのだそうです。
早速、へ~~~!です。

「 鉄塔の美女 」 とも呼ばれるポートタワーについての説明も聞き
そのポートタワーが付け根のところにデザインされた街灯の横を通って
メリケンパークに着きました。

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今年の春に設置された " BE KOBE " のモニュメントの前には
記念撮影をする人たちの行列ができていました。

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「 世界一のクリスマスツリー 」 として話題の、あすなろの木です。
設置されたばかりでしたので、お願い事を書いたパネルは
まだ取り付けられていませんでした。

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メリケンパークの東側には、阪神淡路大震災の時に崩れた岸壁部分を残した一角があります。
海面下をよく見ると石段が見えます。かつてはこの石段を降りて通船と呼ばれる小舟に乗り、
沖合いに停泊している大型船に乗船したのだそうです。

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メリケンパークを一周した後は、再び国道2号線に戻って東へ向かいました。
この道筋には、三大船会社である日本郵船、大阪商船三井、川崎汽船の社屋がほぼ並んでいて
この三社がこうして並んでいるのは、日本でもここだけではないかというお話を聞くと
港町神戸が証明されたようで、少し誇らしい気持ちになりました。

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次は、勝海舟が設立に関わった海軍操練所跡の碑や
地名だけに 「 京橋 」 と残っているものの、下は もはや川が流れていない橋を見たり
先ほど歩いたメリケンパークの対岸にある突堤に立って
地震による地盤沈下の上に積み上げた石を、イラスト付きで解説してもらったりしました。

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さらに東に移動すると、遠くにポートタワーや海辺のホテルを臨む場所に空き地がありました。
数年後にはここに、水族館をメインとした大型レジャー施設が建つ予定だそうで
どんな風になるのだろうと、今からとても楽しみです。

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空き地の前の歩道にあるフタにも注目しました。
「 神戸市水道量水器 」 と右から左へ書いてあります。
おそらくは戦前のものだろうということでしたが、このエリアが再開発になると
捨ててしまわれるかもしれないので、今の内によく見ておくようにということでした。

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倉庫街に入ると、その脇道に注目して下さいと言われました。
注目と言われても、どこの何を見ればいいのか皆目分かりませんでしたが
この左に少し折れた道こそが、 「 いかにも鉄道の跡! 」 なのだそうです。

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そうしてデザインクリエイティブセンター ( 通称 KIITO )に到着し、休憩です。
3階のお部屋に集まると、美味しそうなロールケーキと湯気の上がる珈琲が用意されていました。
珈琲は萩原珈琲さんのものですと、スタッフの方から説明があり
ひと口飲んでみて、あっ!と思いました。
これはいつも飲んでいる大好きなモカブレンドの味です。

ちょうどすぐ後ろで萩原珈琲の方が珈琲を淹れて下さっていたので
そばまで行って訊いてみましたところ、モカブレンドだということで嬉しかったです。
周りの参加者の方たちもスタッフの方も、美味しい珈琲だと口々に言ってらしたので
「 これはね、萩原珈琲さんの一押しの珈琲なんですよ! 」 と
まるで自分が褒められたかのように、熱く語ってしまいました。


『 港町神戸今昔鳥瞰図 』 で蘇る150年前の神戸 その2へ続く。。。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/