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お天気もあまり良くなかったですし
元々は、この日に布引の滝を目指すつもりはありませんでした。
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ですが、急な階段を結構上って

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海が見えるようになってくると、段々
折角のこの労を、無駄にしてはならないと思えてきました。

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じゃあということで、更に上へ上へと階段を上りましたが
一向に滝に続きそうな道が見えてきません。

早朝のため人の姿もなく、段々と心細くなってきました。
このままでは遭難してしまいます。
考えあぐね、お山に詳しい大将に周囲の写真を添えて電話しました。
あのね、遭難しそうなんだけど・・・。
即座に、それは遭難じゃなくて迷子だと訂正されました。
そうかもしれません。

で、私はこれからどう行けば?

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滝へ行くには、大きな白い建物( = 学校 )の向こうに見えている、
徳光院というお寺の境内を抜けてと言います。
え~~~!

私が今上って来たのとは、そもそものお山が違います。
それは分かっていましたが、お山は上で繋がっていて
ある程度まで登ったら、水平移動すればいいと思っていました。
大きな間違いでした。

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仕方がありません。
先ほど上がって来た南側ではなく、西側の階段を谷まで下ります。
なんて、もったいない。

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青い手すりの階段は、青い建物の横でした。
ここを下りて、また坂を上り、橋を渡って、ようやく隣のお山です。

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さらに車道の坂道を歩いて、先ほど見えていた徳光院の境内に着きました。
とても古い多宝塔があり、後で調べてみますと国の重要文化財で
室町時代の1478年に垂水に建立されたものを、昭和13年に移築したとありました。

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さらにその奥には、これまた古い神社があり
少し開けていたお寺の境内に比べて薄暗く、なんとなく空気もヒンヤリとして
怖いような気持ちになりました。
誰もいませんし、こんな時にわざわざ考えなくてもいいのに
「 神隠し 」という言葉が頭に浮かんでしまいました。

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不安なので、常に後ろを確認しながら進みました。
先ほどまでと違って、舗装された道に出て
布引の滝コチラの( 室町時代からみると、ずっと )近代的な案内が見えた時には
本当にホッとしました。

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以前に歩いて見覚えのある道をそのまま行くと
滝のすぐ上にある おんたき茶屋さんに着きました。
滝の下から向かっていたつもりでしたが、滝の上から回って来たということに
この時に初めて気が付きました。


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