3日目は、高速道路で南西へ90分ほど走ったところにあるミトーという街へ向かいました。
まずは、貸切の大きなモーターボートに乗って対岸の島に渡りました。
最初に訪れたのは、ココナツキャンディーを作っているところでした。
ココナツの皮を剥ぎ、ジュースを取り出した後の実をすり潰して絞ったものを
40分ほど撹拌して固め、手際よくココナツキャンディーが出来上がっていく様子を見学しました。
優しい甘さに、大将と美味しいねぇとお茶を飲んでいると
はちみつやハンドグリームやロイヤルゼリーや石けんや
それから砂糖漬けのお菓子までが次々とテーブルの上に並べられ
買わないかとしきりに勧められたので、ちょっと困りました。
左上から時計回りに、先ほどのはちみつを採った龍眼の実、ジャックフルーツ、
パイナップル、ざぼんが成っているところを、汗を拭き拭き見ました。
セミの大合唱が、ガイドさんの説明の声を時々消してしまうほどうるさかったです。
小舟の前後に船頭さん、その間にガイドさん・私・大将の順に座ると、もう満員です。
揺れるので、乗り込んだらすぐにお舟の中央に座るようにと
お舟のヘリには絶対に手を置かないようにという2つの注意を受けました。
ヘリに手を置いてはいけない理由は、お舟が動き出してすぐに分かりました。
狭い川をたくさんの小舟が通るので、お隣の舟のギリギリ
もしくは、ちょっとぶつかるように進んでいくので
お舟のヘリに手を置いていると、挟まれて大ケガをするかもしれなかったからでした。
あまりの過密で、お舟がにっちもさっちも行かなくなった時は
それぞれのお舟を、手で押したり引いたりして隙間を作り進んで行きました。
原始的でワイルドなやり方にワクワクしました。
そうしている内に、頭上にヤシの木が生い茂る、少し川幅の広いところに出ました。
ここまで来ると、川面を渡る風がとても心地よく
貸してもらったノンラー( = ヤシの葉で作った菅笠 ) を被っていると、涼しくて快適でした。