芸術の秋ですね。
先日、2つの日本の伝統美術を見に行ってきました。

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1つ目は、第四回能面展です。
たまたま朝食のパンを買いに行った時にお隣のギャラリーで開催されているのを知り
去年も見せてもらったことを思い出して、そっとドアを開けました。

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まだ会場設営中といったところでしたが、どうぞと言っていただき
奥の方に足を踏み入れました。

怒りや悲しみ豊穣の笑みなど、様々な表情の能面が50点ほども展示されていて
そこから幽玄な空気が漂ってくるような気がしました。

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やはり圧巻は、講師の先生のお面でした。
頭上に眼力鋭い龍が載っているこの作品は、龍神様なのでしょうか?
ギョロリと剥いた目といい、細かなウロコが
びっしりと描き込まれた龍といい、すごい迫力でした。

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そして2つ目は

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9月4日から9月9日まで、そごう神戸店で開催されていた
『 第74回春の院展 』です。2013年に初めて神戸で開催されてから、
毎年楽しみに見に来ている展覧会です。

日本画の中には静謐な時間が流れていて
そのなかに時折見える炎の揺らめきのような部分に
とても心惹かれます。

開催期間が6日間と限られていますので
外は9月とは思えないような厳しい暑さの中を出かけました。
でも、見ている内に自然と心の深呼吸ができ、穏やかな気持ちになれました。
行って良かったです。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp