鳥取砂丘を後にして向かったのは、三朝温泉でした。
渋滞のため、予定していた時間よりも遅れてしまいましたが
フロントのソファに座って、お抹茶をいただきながらチェックインすると
渋滞で疲れていた体が、フーッと緩んでいくような気がしました。
2015年09月
来て良かった!!
女将、ありがとう。嬉しい〜!
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西脇博文
先日の日曜日、大阪の国立文楽劇場へ行って来ました。
文楽劇場ではありますが、今回は文楽ではなく落語を聞きにです。
『 桂南光独演会 』 は、実は7月に神戸で開催された時にも行ったのですが
今回は違う演目で、しかも今年の新春文楽公演で見たばかりの 『 義経千本桜 』 という演目を
ベースにした噺だというので、とても楽しみにしていました。
若手の桂そうばさんの 『 手水廻し 』 というお噺は、勘違いの妙を突いた物で、
とても面白くてゲラゲラ笑いましたし
動物の鳴きまねで有名な江戸屋まねき猫さんの芸は、清少納言の枕の草子を
格調高く暗唱しながら、そこに出てくる12種類もの動物の鳴き声
(蛍の場合は、鳴かないので清流のせせらぎの音でした)を、本物さながらに
聞かせて下さいました。
プロの方に、こういう言い方は失礼かとも思いますが
本当にどれもお上手で、感心しました。
メインの桂南光さんのお噺は2つありました。
1つ目は、瀬戸物屋さんに水壺を買いに行き、そこの番頭さんを巧みな話術でケムに巻いて、
半分の代金で水壺を手に入れる 『 つぼ算 』 というお噺でした。
たくさんの数字と共に、あまりにテンポよくお話が進むので、
私まで番頭さんと一緒に、あ、そうか~!と騙さるところでした。
2つ目がいよいよ 『 義経千本桜 』 のパロディの『 猫の忠信 』でした。
元のお話もちゃんと予習してきましたので、あのお話のこの部分がこうなって、
そしてこうなるのか!という換骨奪胎の楽しさは、45分という長い時間でも全く飽きませんでしたし、
南光さんの義太夫節まで聞かせてもらって、大変、楽しかったです。
私だけが楽しいと大将が可哀想なので、出掛ける前に、
大将もお山でビールを飲んだりおでんを食べたりして
楽しいことができるよう、お金の使い方をイラストで説明したお小遣いを置いておきました。良い妻ですね。
めでたし、めでたし。
『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/
今年も9月9日(水)から9月14日(月)までそごう神戸店で開催されている 『 春の院展 』 を見に行って来ました。
140点あまりの作品は、茫洋とした心象風景を描いたものから写実的なものまで様々で、一口に日本画と言っても、
その表現の多様さに驚きました。
作品の横にには、画家の方のお名前と作品名が書かれた札が貼ってあるのですが、そのお名前の横にある 「 特待 」 や 「 招待 」 や 「 同人(どうにん) 」 の意味が分からず、
係の方に訊いてみました。
「 特待 」 は、奨励賞4回または日本美術院賞1回または
入選20回で、初めて同人会で推挙されるのだそうで、
現在は119名の方がいらっしゃるそうです。
「 招待 」 は、奨励賞15回または日本美術院賞2回で
推挙され、現在は7名だそうです。
そして最高位の 「 同人 」 は、招待の中から人格・芸術に重きを置いて選考される日本画界のスーパースターさんで、
大学で日本画を教えていらっしゃる教授やプロの日本画家さんなどで構成されているそうです。
その説明を聞いてからもう一度会場内を見て回り、なるほどね~!と納得しました。
大変、目福な時間でした。
『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/