10月7日(日)、ワールド記念ホールで開催されたユーミンのコンサートに行って来ました。
" TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years " と銘打たれている通り
歌手デビューしてからの45年間を振り返るコンサートでした。
7月11日の神戸新聞に、コンサートの先行予約販売の広告を見つけた時は
神戸で、しかも休日の開催なことに驚きました。
有名で人気のあるアーティストさんは、平日の開催が多いからです。
ダメ元で抽選に応募して、当選のメールが来た時にはもっと驚きました。
以来、約3ヶ月、この日を心待ちにしていました。
ですが、週末ごとに大型の台風が襲ってきます。
これはもうテルテル坊主さんを作ってお願いするしかありません。
晴れなら嬉しいですが、曇りでもいいです。
雨でも、普通の雨なら文句は言いませんから
何とぞ何とぞ、電車が止まるようなのだけは、勘弁して下さい。
お願いの甲斐あって、当日はとても良いお天気になりました。
余裕を持って開場の1時間ほど前に着いたので、お友達と一緒にグッズコーナーを覘いたり
ポートライナーが着く度に、続々と集まってくる人たちを眺めたりして待ちました。
西陽がワールド記念ホールに当たり始める頃、ようやく開場が始まりました。
予想していた通り、観客の年齢層は高めで
ちょうど私たちぐらいの年代の女友達同士、あるいはご夫婦といった人たちが多かったです。
座席は、スタンド席の真ん中あたりで
アリーナ席の中央に据えられたセンターステージがよく見えました。
今回、面白いなと思ったのは座席に予め置いてあったLEDのフラッシュライトでした。
ショーのライティングの重要なパートになるので
手首の内側に巻き、合図があったら振って下さいと入口でもらった説明書に書いてあります。
要は、ペンライトみたいなものかと思いましたが
無線のコンピューター制御で、必要な時にのみ8000人分が一斉に点灯するのです。
青い光が点灯した時には、壁 ( =スタンド席 ) や床 ( = アリーナ席 ) が星の海になってとても美しく
感動して涙が出そうになりました。
今時のコンサートは、こんな事になっていたのですね。
他にも、点滅したり7色に点灯したり、光の帯が客席を駆け回ったりして
説明書の 「 ショーのライティングの重要なパート 」 だという意味がよく分かりました。
そしてもう一つ、私にとってとても良かったのは、ライトが点灯している間は手元がとても明るく
舞台や映画を見た時に書いている観賞メモが、非常に書き易かった事でした。
コンサートはアンコールまで入れて28曲、2時間45分ほどでした。
この象は、39年前のコンサートで登場させたとか、
この衣装は、1984年のコンサートのものとか、
このパフォーマンスは、・・・・・と、これまでのコンサートの名場面を集めた、
とても豪華な、めくるめく夢の世界でした。
ユーミンの曲は高校生から10年と少しぐらいの間、よく聴いていました。
その間のアルバムは、途中でLPレコードからCDに変りはしましたが、全部持っています。
今回のツアーでも、知らない曲が数曲はあったものの
イントロが流れ出しただけで歌詞が口を突いて出て来るのも多数で
そういった曲が、それぞれにその時の思い出を連れてきてくれ、何度も感極まりました。
玉虫色のラメの燕尾服、白のロングワンピース、
乙姫様のような明るい青の着物、ホットパンツのウエスタン・ガール、
宇宙生物みたいなチューブ服、原色のエナメルジャケットに黒のミニスカート、
チャコールグレーの縞のダブルのスーツ、白×紺×赤のマリンルック
8種類の様々な衣装で、歌い魅せてもらったステージでした。
私は、こんなにミニスカートの似合う64歳を他に知りません。
お家に帰ってから、会場の販売コーナーで買った3枚組のベストアルバムを開けてみました。
大好きな曲が、たくさん収録されています。
わざわざ会場で買うこともなかったのですが
対象のCDを買うと、先着順で
これまで発売されたすべてのアルバムやシングル曲、
人に提供した曲、テレビや映画で使われた曲すべてを網羅した、
非売品のユーミンデータ・ブックがもらえるというのに、つい釣られたのでした。
事前のウワサで聞いたように、確かにお歌の中の高音の部分が
出にくくなっている所もありました。
でも、それら全部をひっくるめての 『 生ユーミン 』 に
ありがとう、ありがとうな時間でした。
『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/