先日の日曜日、お友達と一緒に十三まで映画を
見に行って来ました。
関西では、十三にある映画館でしか放映されていない
白羽弥仁監督の 『 ママ、ごはんまだ? 』 を
見るためでした。
かつて家族4人で住んだ東京の実家を、老朽化のため
取り壊す時、台湾の人に嫁いで数々の台湾料理を覚え、
20年前に亡くなったお母さんの愛情あふれる台湾料理の
レシピノートが見つかった事から、お父さんが亡くなった後も
家族で食卓を囲むことで、愛情をはぐくんできたお母さんと
2人の娘さんたちのお話です。
お話の基になったのはお姉さんの書かれたエッセイですが、
妹さんは歌手の一青窈さんだということで、へ~~~!と思いました。
初めて降り立った十三は歓楽街として有名な場所で、通りの両側のビルの壁には
布の面積が少なめな衣装を着た女の子達の写真がたくさん載った
巨大な看板がいくつもあり、それを見上げながら少しドキドキして歩きました。
映画館があるビルを見つけ、そこに劇場の名前である 「 第七蓺術劇場 」 の
名前を見つけた時には、ホッとしました。
エレベーターで6階まで上がると、開演まではまだかなり時間があったにもかかわらず
チケットを買う人達の行列が、劇場横の通路にまで伸びていて驚きました。
チケットとパンフレットを手に中に入ると、総席数が100席足らずの
小ぢんまりとした可愛らしい劇場でした。
いざ映画が始まってみると、本当に美味しそうな台湾料理の数々が
グツグツ、ジュージュー、トントントントンと
魅惑的なお料理の音と共にたくさん出てきて、見ていて本当にお腹が空きました。
映画を見終えるとちょうどお昼過ぎでした。
お友達と私はどうしても台湾料理が食べたくなりましたが、
十三では全く土地勘もありませんので、一旦、三宮まで戻ることにし
電車の中で調べて、駅前のミント神戸にある台湾料理のお店に行くことにしました。
駅を出て真っ直ぐにその台湾料理のお店に向かい、お店の前まで来ると
入口の脇に先ほど見たばかりの映画のポスターが貼ってあることに気が付きました。
ですが・・・!
そこには順番を待つ人たちの長い長い行列ができていました。
私たちは、もうそれを待つことができないほどお腹が空いていましたし
そこからまた別の台湾料理のお店を探す元気もありませんでしたので
比較的空いていた、私の大好きな鶏料理のお店に行って、
ようやく美味しいご飯に辿り着くことができました。
ゆっくりお食事をして、お友達とはそこで別れましたが
やはり映画で見た美味しそうな台湾料理の数々が脳裏から離れません。
大将に頼まれていた用事を済ませた後、お店に
春巻きと小龍包とルーローファンと海老と玉子の
ビーフンを買いに行き、念願の台湾ごはんは、
大将と一緒に晩ごはんとして食べました。
後で聞いてみたら、お友達も晩ごはんは麻婆豆腐や
中華風白菜のクリーム煮などの中華料理を作って
食べたと言っていました。
恐るべき映画の影響力でした。
『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/