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去年の10月に当選した映画のチケットの使用期限が、1月末まででしたので
ムダにしてはもったいないと、映画を見に行ってきました。

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まず最初に見たのは、話題作の 『 君の名は。 』 です。
アニメ映画を見るのは、 『 もののけ姫 』 以来の
ことですから、約20年ぶりでした。

青春映画で、恋愛映画で、SF映画で、ミステリー映画で、
よく出来たお話だと思いました。

ただ、めまぐるしく視点や場所が変ったりするので、
物語が進むにつれて頭の中を整理しながら見なければ
なりませんでしたし、見終わった後も、ついていけずに
気になる点がいくつか残ったので、帰り道に
本屋さんに寄って、監督の新海さんが書き下ろしたという
小説版を買いました。

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次に見たのは、 「 中島みゆき Concert  『 一会 ( いちえ ) 』 2015~2016劇場版 」 でした。

中学生から高校生にかけて熱心に聴いていた中島みゆきさんのフィルムコンサートです。
なかなかチケットが取れなくて、コンサートに行くのを諦めたのが数年前でした。
それが、フィルムコンサートとしてごく短い期間、限られた映画館でのみ
上映されることを知ったのが去年ですので、1年越しの願いが叶いました。

全20曲の中で、知っている曲や聞いたことがある曲は7曲と、
そう多くはありませんでしたが、動いている姿をテレビなどで見ることの少ない中島さんが
時に強く時に優しく、朗々と歌い上げる姿には大変感動しました。

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そして最後は、もう一方のアニメの話題作 『 この世界の片隅に 』 です。
実は、この映画を見るのは去年の年末に続いて2度目でした。

1度目は、あらすじも良く知らないままに見て、ただただ引き込まれてしまったので
今回は、きちんと時系列を押え、よく分からなかった部分も確認するように見ました。
時系列を追ったことで、気付いたことがありました。
主人公の 「 すずさん 」 は、私のスポーツジム友達で今年90歳になる、元気で
明るくてユーモアたっぷりの大好きなおばあちゃんと、ほぼ同じ歳だということです。

そう思うと、戦時下に生きたこの女の子のお話が遠い昔のことではなく
今の自分に繋がっている身近なお話として、以前よりもずっと胸に迫ってきました。
プールに入る前の立ち話で、映画の内容と一緒にそのことをおばあちゃんに話すと、
昔の生活ぶりに、「そうだった、そうだった!」と、とても興味を示してくれました。
そして久しぶりに思い出したと、お姉さんにもらった1銭で飴を5個買い、それを舐めながら、
今はもう80を超えているという甥や姪たちの子守りをしたという話を、とても懐かしそうにしてくれました。

すずさんも、このおばちゃんのように、幸せに長生きしていてくれたら
いいのにと心から思いました。

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映画館のロビーには、上映の30分以上前に行っても、
ほぼ満席なほどの人気ぶりを裏付けるように
映画を見たたくさんの人たちの熱のこもった感想が、びっしりと貼られていました。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/