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先日、両親と一緒に、4月5日から6月19日まで開催されている 『 森田りえ子展 』 を見に
京都の相国寺の中にある承天閣美術館へ行ってきました。

第一展示室は、糸菊や紫陽花や楓など草木を描いた、
いわゆるオーソドックスな日本画のお部屋でした。
どの作品も大変美しかったのですが、私が一番好きだなと思ったのは
四曲一双の金屏風に描かれた花菖蒲の絵でした。

西嬉のロゴマークは、私が花菖蒲をモチーフにデザインしたものです。
ですので、花菖蒲には他のお花よりも強い思い入れがあるのかもしれませんが
薄紫、群青、白、ピンク色の葉脈が透けて見えるような薄い花びらが
豊かに、たわわに垂れている様には、本当に感動しました。

第二展示室には、一転して異国の踊り子さんの絵や
音符の模様のスカートを履いた今ドキの女の子のスカートの裾が少しほつれて
音符の部分がオタマジャクシになり、その先にはカエルがぴょこんと飛び跳ねているとか
桜の模様のドレスの下の方がいつの間にか富士山になり、両手には月を抱いているとかの
遊び心溢れた溌剌とした作品が並んでいました。

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展示即売コーナーにあった朧月夜の桜を描いた作品を、父が大変気に入り
買って帰りたいと言ったのですが、なにぶん高価なものですので
売店で売っていた1/100のお値段のグリーティングカードを買ってプレゼントし
我慢してもらいました。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/