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11月16日の日曜日、兵庫県山岳連盟主催の講演会が王子動物園ホールで行われたので行って来ました。

講師は穂高岳山荘の小屋番であり、山岳関係の映像制作を手掛ける「ハチプロダクション」の代表でもある、宮田八郎さんが務めてくださいました。

 

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演目は「何故人は山に登るのだろうか」です。
これを聞いて山をやるかやらないかにかかわらず、誰しもの頭に浮かぶのは「そこに山があるから」と言う言葉ではないでしょうか。

この言葉、1924年に未踏峰だったエベレスト登頂にアタックし消息を絶った、イギリス人登山家ジョージ・マロリー(マロニーじゃないよ!)が1923年にニューヨークタイムズの取材時に、「なぜあなたはエベレストに登りたいのでしょうか」との質問に対してマロリーが"Because it's there."と答えたのを、日本語に誤訳したのが広まったもので本当の意味としては「そこに未踏峰のエベレストがあるから」と言うニュアンスになるのでしょう。

宮田八郎さんの中には「何故人は山に登るのだろうか」に対する明確な答えはあるのだそうです。でも言葉では言い表せないとおしゃっていました。なんとなくわかる気がする。

その後は山岳遭難のお話と遭難救助の現場での映像を見せて頂きました。
遭難しない一番の方法は、山に行かないこと。その通りだと思います。
山では死にたくないとも言っておられました。山での事故死はやはり遺体が悲惨な状態だそうです。
でも山に行くのです。そこに山があるから、ではなく行きたくて行くのです。しんどい思いをして頂きを目指すのです。だって気持ちいいだもん。ね!分かるよね。

そして教えて頂いたのは、相手の都合を聞くと言うこと、相手すなわち山です。山の都合を聞いて山行を行うこと、こちらの都合で大雨や雷雨、吹雪の中で無理な山行をすれば痛い目に遭うと言うこと。山の都合を聞き山が登っていいよと言ってくれている時に登らせていただく、そんな気持ちで登れば楽しく山行が出来るのではないかそう思って講演を聞かせて頂きました。
最後に質問の時間を作って頂いたのですが、突然で思いつかず何も聞けませんでした。帰りのバスの中であれもこれもとたくさん聞きたかった事が出てきました。

宮田八郎さんの講演終了後は、モンベル・三菱自動車・神戸ザック等の協賛各社からご提供頂いた品の抽選会がありました。私は何も当たらなかったですが・・・。

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穂高をゆく第1集・第2集のBDを買って、サインをして頂きました。
いやぁ~!綺麗な映像でした。

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『穂高をゆく』のチラシを預かって帰りました。(写真クリックで拡大します。)
お店に置いています。
六甲の高取山月見茶屋さん

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市ケ原の紅葉の茶屋さん

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にも置かせて頂いています。
ご興味のある方は持って帰ってください。
チラシ裏面からFAXで購入の申し込みが出来ます。

こちらで、予告編や他の映像が見れます。

ハチプロダクションのHP からでもデモ映像が見れ、購入もできますよ。

『西嬉 HP』  http://www.nishiki.ecweb.jp/