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遅い昼食を摂った後は、淡路市にある本福寺に向かいました。

ここは、安藤忠雄さんが設計なさった鉄筋コンクリートで造られた
水御堂 ( みずみどう ) という本堂で有名なお寺です。

お寺の横のゆるい坂を登って行きますと、カーブの先が突然開け
左の端に入口の切ってあるコンクリートの高い壁が現れました。

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高い壁に囲まれたアプローチを時計と反対回りに奥の方へ進みますと
蓮の花が咲く大きな人口の池がありました。

その池の真ん中には、地下へと続く階段が設えられています。

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階段を降りたところで拝観料を払い、靴を脱いで
今度はコンクリートの壁と朱色に塗られた木の壁の間の回廊を
時計回りにそろそろと歩きました。
足元に ほの暗い灯りが灯った廊下は、幻想的な雰囲気でした。

しばらくすると朱色の木の壁が途切れ、中をのぞいてみますと
このお寺のご本尊の薬師如来様がいらっしゃいました。

お参りをし、イスに座ってしばらく薬師如来様とお話をしました。

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薬師如来様の前を離れ、また回廊を進んでいきますと
さっきまでの薄暗さはなくなり、代わりに大きく取られた窓の朱色の格子から
外の光が明るく射し込んでいました。

先ほどの薬師如来様の後ろが、後光が差したように明るかったのは
この外からの光のためだったのだと分かりました。

こんな斬新なお寺の本堂は、初めてです。
第34回の建築業協会賞を受賞したというお話にも、納得しました。

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お寺を後にし、近くにある あわじ花さじきの方に行ってみました。
閉園時間が迫っていたのは知っていたのですが、お花がとても綺麗だと
以前から聞いていて、どうしても行ってみたかったのです。

少し陽の陰り始めた なだらかな山の斜面には、ピンクと白のベコニアが一面に咲き乱れ

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また別の斜面には、ブルーサルビアが遠くに霞む海を背景に
満開の花を付けていました。


ほんの30分ほどの間でしたが、普段の生活では、建物の間から
小さな空が見えるだけなので、気持ちの良い風を受けながら、
広い空を眺めて何度も深呼吸をしました。

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そして最後は、高速道路の淡路サービスエリアに立ち寄りました。

明石海峡大橋が見えるベンチに腰掛け、これもまた
いつもは見ることができない夕暮れの景色を、長い間見ていました。

今回の日帰りの淡路は、前半こそ少し盛りだくさんに過ごしましたが
後半は、お寺に行って薬師如来様とお話したり、広々とした景色の綺麗な場所で
移り変わる空の色を見たりして、のんびりと過ごしました。

「 お誕生日だから、好きなところ、どこにでも連れて行ってやる 」 と言って、
本当に希望した通りの場所に、文句も言わずに付き合ってくれた大将に感謝です。

とてもいいお誕生日になりました。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/