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各地に、もの凄い被害をもたらした台風11号が関西を直撃した日
私は、お友達と一緒に京都劇場まで、三谷幸喜さんが脚本を書かれた
 『 其礼成心中(それなりしんじゅう) 』 を見に行って来ました。

先月からチケットを取り、とても楽しみにしていたので
公演は開催されるのか、電車は動くのかと、当日の朝まで
とてもヒヤヒヤしましたが、少し早めの電車が時間通りに運行していて
無事に見ることができました。

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京都駅の構内にある京都劇場は、文楽の専用劇場ではないので、
大夫さんや三味線の方がお座りになる位置や、字幕の出る場所などが
国立文楽劇場とは少し違っていましたが、舞台が進むにつれ、
そんなことはすぐに気にならなくなりました。

三谷幸喜さんといえば、コメディの名手です。
どんな文楽になるのだろうとワクワクしていたのですが、
いざ始まってみると、私はまだ2回しか文楽を見ていませんが
これまで見たこともないような動きをするお人形たちに、びっくり仰天しました。

セリフ回しも、ほぼ現代の口語調の上に、「逆ギレ」や「ネイルサロン」といった
その頃の時代には絶対になかったような言葉もポンポン入ります。
字幕が、海外からのお客様に配慮なさってのでしょう、英語なのにも驚きました。

ストーリーは、三谷作品らしく抱腹絶倒の中にもホロリとなるシーンがあって、
大満足の内に2時間があっという間に過ぎました。
一緒に行った文楽は初めてだと言うお友達も、とても楽しかったと言っていました。

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公演の後は、予め予約しておいた享保年間創業の京料理のお店に行き
先ほどいた京都劇場や京都タワーを眼下に見ながら、
ゆっくりとお食事いただきました。

帰り際に、これから市内のお寺に行ってみようと思いますとお店の方に話したところ
「 いやぁ、今日は止めときはった方がええと思います 」 と言われたので
大人しく、そのアドバイスに従うことにしました。

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駅に戻った時に、念のためバス停の方を見てみると
乗る予定だったバスは運行しているようでしたが、激しい雨がまだまだ降っていましたし
諦めてお土産物を買いに、地下街に続く階段を下りました。

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お買い物を済ませ、これからきっと長旅になるだろうことを覚悟して
駅の近くのカフェで少し休憩を取ることにしました。

京都に来たからには、やっぱり抹茶です。
お友達と2人で抹茶プリンアラモードを美味しく食べました。

さて。
意を決して、駅に行ったのが18時10分でした。
この時、電光掲示板に書いてあった16時29分の新快速が
蒸し暑いホームに入って来たのが、18時50分頃でした。
実に、2時間20分遅れです。

これに乗って、普通なら50分で三宮に着くところ、線路の点検をしながらの
運行だということで、90分もかかって帰ってきました。

とても楽しかったですが、とても疲れた1日でした。

後で考えてみますと、駅から半径100m以内の場所にしか行きませんでしたが
あんなにひどいお天気だったので、ケガもせずに帰ってこられたのは
良かったと思いました。

『西嬉 HP』 http://www.nishiki.ecweb.jp/